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所作美プロジェクトを世界へ

SHOSABIグローバルサイト (shosabi.com)

  • 8年間のプロジェクトの中で、運動と健康の問題は世界共通のテーマであることに気が付きました。
  • 運動を高齢化社会というテーマと結びつけた取り組みは日本が進んでいますが、健康のために食事や睡眠と同じくらい運動が必要であるという考え方の浸透は、 日本より欧米各国の方が進んでいます。
    事実、欧米からの観光客がホテルのジムを利用しているのをしばしば見かけますが、日本人で海外旅行先のホテルでジムを利用する人は少ないのではないでしょうか。 欧米各国ではジムは運動と健康のための拠点としての地位を確保しつつあり、ジムの利用率のデータからも日本より数歩先を行っていることが明らかです。
  • そのような背景もあり、所作美プロジェクトの成果について国内よりも海外で高く評価されるようになりました。そこで私たちは所作美プロジェクトの知見を基にフィットネスジムで活用可能なアプリケーションを開発し、海外のジムで評価してもらうことにしました。
  • 私たちがテストマーケティングの場として選んだ地域のひとつが中東のドバイ(アラブ首長国連邦)です。世界中の先進的なテクノロジーが集まるドバイでは、欧州からフィットネスジムを参考にしたラグジュアリーなジムが人気を博しています。
    オフィスとショッピングモールが併設された複合施設の中に、日本では見ることのできない大規模なジムがオープンしており、オフィスで働く人々は休憩時間に、買い物客はショッピングのついでに立ち寄ってトレーニングをしています。
  • ドバイのジムのデータを分析すると、半数以上は週に2回以上利用するヘビーユーザーです。そのような「熱い」ジムで私たちのSHOSABIはどのように評価されたのでしょうか。
  • 人間の動作を科学し、人の好奇心と感性を刺激するSHOSABIは、まずジムではたらくフィットネストレーナーに熱烈に支持されました。SHOSABIがリアルタイムにビジュアライズすることにより、メンバーのトレーニングの良い所や悪い所をこれまでにない納得感をもって説明してあげられるということでした。これはジムのメンバーの顧客満足度を高めるだけでなく、トレーナーとメンバーのコミュニケーションに寄与し、より単価の高いトレナーとの個別セッションを開始する人が増えるという結果が得られました。SHOSABIによるジムのプログラムの質の向上は、ジムオーナーの経営上のメリット、そこで働くトレナーの経済的メリットおよびモチベーション向上にもつながることが示唆されました。
  • 私たちがそのような取り組みをしている間、日本のフィットネス業界にも大きな変化が起こりました。チョコザップの会員が100万人を突破し、あきらかな運動無関心層をもジムに足を運ばせることができました。
  • とはいえ、私たちがSHOSABIについて問う場所はまだ欧米であると考えています。2023年の欧州ではジム機器メーカーの超大型資金調達のニュースが相次ぎました。現時点で欧州では日本よりも数歩先を行っていますが、これからデジタル化によってさらに進歩が加速します。そのような環境で、SHOSABIのようなイノベーションが待望されています。
  • ドイツのEGYM社が2億2500万ドルを調達
    https://egym.com/us/affinity-partners-207-million-euros
  • サウジアラビアのNEOM投資ファンドがイタリアのTechnogym社に1億2000万ドル出資
    https://www.reuters.com/markets/deals/saudi-arabia-neom-investment-fund-hold-6-italys-technogym-2023-12-01/
  • 欧米でのこの流れは、それほど遠くない将来に日本のフィットネス業界にも影響し、運動は食事や睡眠と同様に欠かすことができないものだという考え方が浸透すると同時に、フィットネスのデジタル化も進むことでしょう。
  • その時が来ることを踏まえて私たちができること、それは世界のより先進的な地域で、人々が何歳になっても良い姿勢で颯爽と日常を過ごす真のWellnessを実現した社会を創るためのトップランナーであることです。
  • スタートしたばかりのSHOSABIですが、どうか応援をお願いいたします。
  • 2024年1月10日
    株式会社SHOSABI
    代表取締役 神山祥子
  • P.S.
    株式会社SHOSABIは2023年末に三菱ケミカルグループ株式会社より関連特許、商標等を無償で譲受し、大企業スピンアウトのベンチャーとしてスタートしました。